じほう社新薬開発一覧2022年4月版によれば「他家iPS細胞由来ドパミン神経前駆動細胞」は第1相/第2相のStatusにある。下記のニュースにある2024年に国内での実用化は現実的な見通しか。
住友ファーマは22日、
傷ついた組織や臓器を治療する再生医療向けの細胞を製造する新拠点を米国に建設すると発表した。米国で医薬品を発売するために必要な製造管理や品質管理の基準を満たし、同社が研究開発を進めるiPS細胞の再生医療への実用化を見据える。投資額は製造設備を含め総額およそ40億円を見込む。住友ファーマは国内で2024年度の実用化を目指す。京都大学がパーキンソン病の治療にiPS細胞を駆使する医師主導治験を進め、治験をもとに同社が製品化する計画だ。18年には世界で初めての商業用にiPS細胞由来の再生医療に使う細胞を製造する施設を大阪府吹田市に建てた。
米ノースカロライナ州に新拠点をつくることで、米国でも再生医療の需要を取り込みたい考えだ。建設は22年夏から着工する。
パーキンソン病は脳の神経細胞に異常が起きる病気だ。手足のしびれや筋肉のこわばりなど運動機能に異常が出て、やがて日常生活が困難になる。有効な治療法がなく、世界におよそ1000万人の患者がいる。同疾患を対象にした再生医療を米国でも実用化することを目指す。
住友ファーマは30年ごろに再生医療で2000億円規模の売り上げを目指している。
日経 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF223WH0S2A420C2000000/