Long COVIDと呼ばれるコロナ感染症の後遺症については、多くの研究が継続されている。後遺症は、長期にわたるケースが多く報告され、brain fog、嗅覚・味覚障害、認知障害など多岐に渡り、治療法などについては試行錯誤が続けられている。
パーキンソン病にも関連する要素があるのではとの指摘もあり、PD患者は感染予防の徹底が望まれる。新型コロナウイルス感染症が重症化した場合、50歳から70歳までの20年間における脳機能低下に匹敵するほどの認識機能障害を引き起こすことが最近の研究で判明した。
英ケンブリッジ大学とインペリアル・カレッジ・ロンドンの共同研究によると、重症患者の脳機能は、知能指数が10ポイント低下するのと同程度の悪化を示すという。5月に入って発表された研究結果は、新型コロナの感染が脳に悪影響を及ぼすことを示唆する一連の研究を改めて裏付ける形になった。
日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB200FM0Q2A520C2000000/